第57回大会最優秀賞
あなたとの「違い」 京都府 村山 勇暉 それは、ある地方都市でのことです。一人地酒を楽しんでいると、ふと、隣から一枚の紙が差し出されました。「ここはよく来るんですか」と書かれた紙を男性が笑顔で差し出しています。それを見 […]
あなたとの「違い」 京都府 村山 勇暉 それは、ある地方都市でのことです。一人地酒を楽しんでいると、ふと、隣から一枚の紙が差し出されました。「ここはよく来るんですか」と書かれた紙を男性が笑顔で差し出しています。それを見 […]
「つながる輪『いのち』」 北海道 石川 沙昌 私が住んでいる旭川市には、動物の行動展示で、全国的にも有名になった、旭山動物園 があります。私は現在、サークル活動の「旭山ZOO 」に所属し、動物園内での「循環型 農業の実践 […]
「平和を。祈りを込めて、今。」 和歌山県 白馬 秀孝 「宗教による紛争や虐殺があることを、あなた方宗教者に知ってほしい。」 澄み切った瞳が私の心を貫きました。20周年記念比叡山宗教サミットの席上、ボスニア・ヘルツェゴビナ […]
「私は戦う」 北海道 川瀬 幸奈 2004年5月27日イ ラクのバグダッド付近マハムディヤで一人のジャーナリストが凶弾に倒れました。橋田信介さん。享年61。日本の戦場報道の第一人者として活躍した橋田さん でしたが、イラク […]
「そっと耳をかたむけて」 北海道 戸田 智美 トントントントントン。 台所からリズムよく野菜を刻む包丁の音が聞こえてきます。その音を聞きながら食卓テーブルに座って、母に今日一日の出来事を話すのが私の習慣です。友達の こと […]
「感謝のバトン」 北海道 二木 緑葉 ある神経系の病気を抱えた患者が、病状とは全く関係のない、脱水症状で倒れました。搬 送された先で目を覚ますと、手足に麻痺があり、どこへ行くにも介護を必要としていた彼女は「私がトイレに行 […]
「ルワンダの明日」 東京都 伊藤 あかり きれいに並べられた頭蓋 骨。散乱した骨。血の色が茶色くなり異臭を放つ衣服。それらのものが並べられた虐殺記念館で、私は何も感じることができませんでした。涙を流す友達の横で 遺品をじ […]
「一人立つ」 埼玉県 橋本 光信 「一人の人間における偉大な人間革命はやがて、一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」 これは、小説「人間革命」の中で出会った、若き民衆のリーダーが語った言葉 […]
「15歳の私に今できること」 長崎県 佐々野 桜 1945年8月9日11 時2分、長崎に1発の原子爆弾が投下され、多くの罪のない人々の命が奪われました。あれから59年経った今、長崎の街に当時の面影はなく、私たちは、繁栄 […]
「十八歳の私が本気で伝えたいこと」 埼玉県 麻生 高代 『さぁて皆さま。文明開化はエレキ応用活動大写真。花のパリかロンドンか、月が鳴いたかホトトギス、あらまちょいちょいゆでアズキ、南京豆の綱渡り』活動写真弁士の麻生子八咫 […]