長野県塩尻市広丘郷原789

日本弁論連盟

昭和31年(1956年)から続く日本語による弁論大会です。

日本弁論連盟の目的

全国の若人が、それぞれの生活の中で学びとり感じとった事柄を必要な時に勇気と信念を持って正しく相手に伝える技術を磨き、話し方教育の一端としても広く社会の人々に披瀝し、批判と共鳴の中から正しいものの見方、考え方を養い、お互いが明日への成長への資とすると共に、弁論を通じて明るく健全な地域社会の発展に寄与すると共に外国の人たちとも友好親善を深めることを目的とする。

日本弁論連盟会長ごあいさつ

片岡武司
日本弁論連盟会長

昨年は今上陛下の即位の礼をはじめ、譲位に関する一連の行事が続き国民挙ってお祝いムードに日本列島は新しい時代の到来を感じ取りました。ところが新年迎えて直ぐ新型コロナウィルスが我が国をはじめ世界中に蔓延し、東京オリンピックまでが1年の順延が決まり、深刻な事態に陥りました。一日も早く安全宣言が出来るよう、国民が一丸となって新型コロナウィルスに立ち向う事が最も求められています。日本弁論連盟と致しましても各地の弁論大会の開催に影響が出る事も予想されますが、役員の皆様との連絡を密にして、与えられました責任をしっかり果たしてまいりたいと思っております。弁論を愛する皆様にもご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。

 昨年11月に第64回文部大臣杯全国青年弁論大会を高野山東京別院で開催し、同時に開催した役員会に於いて、新理事長に大西貫也先生、新事務局長には白馬秀孝先生が就任され、橋本光信、森一陽両先生が新しく監事に就任されました。その他副理事長に松浦顕雄先生、新事務局次長に三阪芳史先生が就任され大規模な人事を行いました。新時代を力強く前進すると共にニーズに確実にお応えしながら、弁論の普及に精力的に行動し、役員一同一丸となって努力してまいります。

 日本弁論連盟は昭和31年(1956年)に発足し、同年に第1回文部大臣杯全国青年弁論大会を大阪府岸和田市で開催して以来、毎年全国を持ち回りで廻り、昨年の第64回大会まで途絶えることなく連続で開催してまいりました。過去64の大会はそれぞれの時代を象徴し、その時代を象徴する顔を持っています。その中で最も記憶に残る大会は、香川県琴平町で開催された第9回大会ではないかと思います。この大会に返還前の沖縄県から出場された大城勲先生の弁論は、聴衆を魅了し、政治家の心を動かし、言葉の持つ偉大な力を証明してくれました。それは審査委員長の東不二彦先生が審査講評で述べられた「大城さん、これまで沖縄の為に何もできなくて本当にすまないと思います。これからは日本弁論連盟も沖縄の皆さんの為に頑張るつもりです。」と云う言葉が総てを物語っています。この第9回大会以降、全国の弁論大会では数多くの弁士が沖縄問題を取り上げ、我が国の世論形成に大きな役割を果たすと共に、沖縄の本土復帰に向かって大きな歯車が動き始めた瞬間でした。この意味に於いて第9回大会は歴史に残る大会であったと思います。

 最後に、弁論とは何かを考えてみます。弁論は作文の発表ではありません。弁論は決められた時間内で問題を提起し、問題点を分析して掘り下げ、解決策を提示して訴える事が基本となります。問題提起に形式はありません。経験から感じた事を、第3者からの助言があって考えた事を、あるいは本を読んだ時興味を持った事とか様々です。聴衆の心を掴む事を意識して、判り易く纏める事が大事です。次に問題点を見つけ出して分析し、それを掘り下げて論理的に説明します。そして結論です。結論は簡潔に具体策を提示して制限時間内(7分、8分あるいは10分)に心から訴えて下さい。もう一つ重要な事は何と言っても発声練習です。単調な発声練習を毎日丹念に繰り返し行い、しっかりとした声を作る事が必要です。私が弁論に携わって55年間の中でここ30年位ですが、発声練習が不足している弁士が年々増えているように思えます。具体的には口の中に声が籠っている現象がみえます。現在はマイクロフォンの性能が良くなりましたので、大きな声を出す必要がないように見えますが、しっかり訓練した声と練習不足の声では、マイクを通すと確実に違いが解ります。発声練習は疎かにされがちですが、丹念に発声練習を続ける事で、確実に技術が向上し自信を持つ事が出来ます。弁士の訴えは耳を通して入って来ます。しっかり訓練した声はご自身のそして皆の期待を裏切る事はありません。基礎練習である発声練習を疎かにせず弁論と真摯に向き合っていただきますようお願い致します。字数の関係で簡単に説明致しましたが、機会があれば詳しく説明したいと考えております。弁論を愛する皆さん、単調で退屈な基礎練習即ち発声練習を毎日行うことで、皆さんのレベルは格段に向上致します。そしてご自身に自信を持つ事が出来、、弁論の素晴らしさを理解していただけると確信しています。


日本弁論連盟役員一覧

役 職 氏名 経  歴 ・ 現  職 等
名誉会長 橘高 祐高 元日本弁論連盟会長 
顧問 久保田 修 元日本弁論連盟副会長
江島  優 東京エグゼクティブ・サーチ(株)会長 元日本弁論連盟会長
新田  修 元日本弁論連盟副会長
古賀 有毅 会社顧問 元日本弁論連盟副会長
喜多 益雄 北陸弁論研究所長 前理事長
会 長 片岡 武司 元衆議院議員
副会長 住田 信治 元日本弁論連盟事務局長
橋本 真人 元高等学校文化連盟全国弁論専門部近畿常任理事
平松 公子 元高等学校文化連盟全国弁論専門部中国常任理事
木内  和夫 明海大学教授 千葉県弁論連盟会長
上田  克 高等学校文化連盟全国弁論専門部部長
理事長 大西 貫也 元日本弁論連盟副会長 前事務局長 
副理事長・事務局長 白馬 秀孝 郷福寺副住職
副理事長 西尾 直毅 CLGジャパン会長
松浦 顕雄 高校文化連盟全国弁論専門部常任理事
富田  向真 和歌山県高文連弁論部会代表理事
理事・事務局次長 三阪 芳史 福岡県児童相談所 児童福祉司
監事 森  一陽 東海高等学校弁論部OB会幹事長
橋本 光信 国士舘高等学校言道部OB
理事 持田  勉 NHK青年の主張全国会長 元島根県県会議員
平山 公治 高等学校文化連盟全国弁論専門部千葉県委員長
益田 省吾 熊本県青少年弁論会事務局長
喜多見彰彦 元高等学校文化連盟全国弁論専門部事務局長
安達  健 高等学校文化連盟全国弁論専門部事務局長
鈴木 正穂 京都市市議会議員
六田 正英 元向陽高等学校校長
米澤 厚江 元鳥取女子高等学校校長
泉  健太 衆議院議員
友利 吉博 宮古島市文化協会顧問
梁田  剛 元高等学校文化連盟全国弁論専門部事務局長
南上清一郎 事務局広報委員長
蔵   都 石川県スピーチ研究所所長
成田 英行 北海道高等学校文化連盟弁論専門部監事
小林 真史 北海道高等学校弁論専門部代表理事
森川 大吾 厚生労働省北海道厚生労働局 
出口 資朗 国士舘高等学校言道部OB
石川 直志 ㈱満龍 社長
岡山 和美 石川県高等学校文化連盟弁論専門部理事
馬場  浩 日本図書輸送(㈱)
岩崎  繁 共愛学園高等学校教諭
野口  圭 野口自動車社長
麻生  高代 ㈱あそう活弁 活弁士
渡邉 克也 茨城県立伊奈高校校長
吉田  猛 元高文連近畿代表常任理事
平田 大一 沖縄県文化振興会理事長
渡邉 雅利 全道弁論専門部事務局長 北海高等学校教諭
細川 宗弘 中京高等学校弁論部OB
中川 雅子 岡山県議会議員
参 事 田代 紀子 大東文化大学第一高等学校教諭
佐藤 尚孝

団体職員

北見 麻以子 立命館慶祥高等学校弁論部OG