歴史と伝統に輝く、第67回文部科学大臣杯全国青年弁論大会が、文部科学省・宮城
県・仙台市そして聖和学園高等学校をはじめ、弁論を愛する多くの皆様のご支援を頂き、
大会史上初めて杜の都仙台市で開催されます事は、この上ない歓びであり、意義ある大
会になると思います。
この大会は人類の平和と幸福を追求し、社会的使命感や責任感を持つ事のできる青少
年の育成を目標に、昭和31年、第1回大会を大阪府岸和田市で開催して以来、全国を
持ち回りで開催し、昨年第66回大会を愛知県一宮市で開催致しました。67年の歴史
は日本の歴史そのものであり、大会に出場された弁士の皆さんは素晴らしい主張をされ、
社会や人々に対して深い感銘を残してきました。大会は第64回大会までは順調に歴史
を積み上げてまいりましたが、2020年新型コロナウィルスが蔓延し、世界中が大混
乱に陥り、東京オリンピックが延期という異常な事態になりました。残念なことに第
65回大会も中止せざるを得ない状況になった事は痛恨の極みです。しかし、昨年の第
66回大会は多くの皆様の熱いご支援をいただき、安全対策をしっかり行うことで何と
か開催することが出来た事が、第67回大会開催に繋がったと思います。これは弁論を
愛する多くの皆様のご支援の賜物であり、弁論の灯を継続させてゆくと云うご関係の皆
様の想いが、大会開催を後押ししていただいたと思います。改めまして心から感謝申し
上げます。
弁士の皆さんは、大会開催に向けて多くの弁論を愛する皆さんが、努力を重ねている
事を胸に刻み、時代の先端を走っている代表者として、後世に残る弁論を期待しており
ます。そして66回積み重ねて来た大会の歴史に、新しい1ページを加えていただきま
すようお願い申し上げます。
大会開催に際し聖和学園高等学校のご努力に感謝申し上げます。更に文部科学省をは
じめ宮城県、仙台市、高文連弁論専門部会、ご後援を頂きました諸団体の皆様、連盟役
員の皆様、弁論を愛する皆様、そして参加された弁士の皆さんのご協力に、心からお礼
申し上げます。洵に有難うございます。